5000円ニキシー管時計のケースを3Dプリンターで作ってみた
以前のニキシー管時計のレビューを見ていない方は先にこちらをどうぞ
制作理由
以前Aliexpressで購入した4桁表示で5000円のニキシー管時計。
比較的安くて綺麗な光だったので気に入っているが、
時計の上側が開いているのですぐにホコリがたまりそうで心配。
そこで専用のケースを制作することにした。
モデリング
モデルはこんな感じ。
前面のM3六角穴付ボルトを利用して取り付ける。
前面のアクリル部分は塞いでしまうとLEDの光が見えなくなってしまうので
極力開けている。
また、上面と右側面にはそれぞれ操作用ボタンと電源ケーブルがあるため
これらを避けるよう溝を作った。
背面はボタン電池の取り換え時に邪魔にならないように完全にオープン状態にした。
余談だが3Dモデル共有サイトThingverseでnixieと検索すると、同じような4桁表示のニキシー管時計用にもっとおしゃれなケースをつくっている方がいた。
ただこういうのはスチームパンク風の塗装がカッコよくできないと見栄えが悪いので
塗装スキルが無い私はシンプルなデザインにした。
制作
FDM方式の3Dプリンターで制作する。
機種はTRONXYのXY-2 PRO。
レビューはこちら。
材料(フィラメント)は黒のPLA。
ちなみにフィラメントはAmazonで購入したRepRapperのやつを使用している。
今まで特に問題はない。
ノズル温度は200℃、ベッド温度は45℃に設定して5時間ほどで制作完了。
一応パラメータも載せておく。
そして造形したものがこちら。
テーブルから外してブリム部分を除去すれば制作完了。
組み立て
六角穴付ボルトを一度外して、ケースをはめてから再び締める。
ここで少し気になったのがブリムを除去した部分が若干白化しているところ。
この部分はガンダムマーカーで処理した。
使用したのはガンダムEXダークグレー。
白化した部分をなぞるだけなので塗装下手でもだれでもできるよ。
趣味でものづくりをしていてリタッチする機会があるような人はガンダムマーカーのセットを持っていると何かと便利かもしれない。
処理後はこんな感じ。
そしていざ点灯!
結構いい感じ!
実は使用したフィラメントは若干光沢があるもので、
その光沢のおかげでケース内部の光が反射している。
これによりケース内に不思議な奥行きのようなものが生まれ時計の印象が変わった。
クリアな材料で造形するとよりおもしろくなるかもしれない。
上面と側面はこんな感じ。
上面のボタンの逃げ部分が微妙に逃げ切れていないが、まあ押せるのでいいとしよう。
電気を消すとこんな感じ。
良いね。
まとめ
内部にホコリがたまることを防げるようになった。
ケース内部での光の反射によって奥行き感が生まれた。